バレーV2のヴィアティン三重・椎葉誠さんが優秀GM賞受賞

【Vリーグ「優秀GM賞」を獲得した椎葉誠さん(ヴィアティン三重提供)】

日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ)の2020―21シーズンの表彰がこのほどあり、1年間チーム運営に功績のあったスタッフに贈られる優秀GM賞を、2部(V2)男子の「ヴィアティン三重」(事務局・桑名市)の前チームディレクター、椎葉誠さん(39)=現常務取締役=が初受賞した。V1からV3まで男女すべてのチームから1チームだけの選出でV2チームの受賞は2015―16シーズン受賞の富士通の窪田隆一GM以来。「もっと楽しいリーグにしたいとやってきた。V2の他のチームを含め皆さんの協力で成し遂げられたことで深く感謝している」と話している。

2016年に県内初のVリーグチームを掲げてV3からスタートした同チームに翌年広報担当者として関わり、18年から20年までチームディレクターを務めた。「ファンはキャスト(出演者)。一緒に会場の良い雰囲気を作ることで新たなファンの開拓につながる」と、ファンのニーズに柔軟に対応してきた。

特に観客席に工夫を凝らし、「全席自由席が基本」のV3時代から、選手ベンチのすぐ裏に設置され、臨場感に加えて選手とのふれあいも楽しめる「エキサイティングシート」などの特色ある有料席を導入。コロナ禍で接触が難しくなっても、1人で4席確保できる「カメラファンゾーン」などさまざまなアイデアを提案してきた。

今年から運営会社「ヴィアティン三重」の常務取締役を務め、バレーボールを含むすべてのチームの運営に関わる。「長期的に選手を育成していかないと本当の意味で地元に密着しない」と話し、バレーボールでセカンドチームを発足させるなど、若手選手の育成を本格化させている。

コロナ禍でスポーツ界も変革が迫られる中「変化に対応できるチームとできないチームの差が出てくる」とも。リモートマッチになったバレーボールのホームゲームで、オンラインで観戦中のファンに向けて試合会場からクイズを出題し回答をツイッターで募るなど、会員制交流サイト(SNS)を活用した交流にも力を入れている。