幸福感上昇、過去2番目に 三重県民意識調査、感染不安は9割

【定例記者会見で、県民意識調査の結果を発表する鈴木知事=県庁で】

鈴木英敬三重県知事は9日の定例記者会見で、みえ県民意識調査の結果を発表した。幸福感の平均値は6・74点で、平成25年度の第3回調査に次いで2番目の高さ。新型コロナウイルス感染症に関する質問では、感染への不安を訴える県民が約9割に上った。

県によると、調査は平成23年度から実施し、10回目。1月―2月にかけて18歳以上の1万人に依頼し、5658人から回答を得た。回答率は前回比9・1ポイント増の56・6%で過去2番目に高かった。

幸福感の平均値は4年ぶりに上昇し、前回調査より0・05点高かった。30代と50代を除く全ての年代で前回調査を上回った。地域別では中南勢で最も高く、最も低かったのは伊勢志摩だった。

今回は新型コロナに関連する質問を新設。感染拡大を受けて不安に思うことについて、回答者の91・1%が「自分や家族の感染」、60・1%が「検査・医療体制」、41・6%が「差別や偏見」を挙げた。

鈴木知事はコロナ禍でも幸福感が上昇したことについて「当たり前だったことがそうでなくなり、日常のありがたみを感じてもらったのでは。オール三重で感染防止などに取り組んだ成果もある」と述べた。

回答率の上昇は、インターネットを通じた回答が増えていることに加え、質問や広報の方法を工夫したことが奏功したと分析。新型コロナ関連の質問を設けたことで関心が高まったとの認識も示した。

新型コロナを取り巻く不安を訴える回答が多かったことには「引き続き不安を解消する施策を進めなければならない。中小企業への相談対応や若者を支える取り組みなどが大事だと感じている」と述べた。