生命力あふれる伊勢エビとカニ 四日市で手描き染め作品展 三重

【作品を紹介する伊藤さん(左)=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市野田の手描き染め工房「彩の会」を主宰する伊藤佳子さん(68)は9日、同市安島の市文化会館で第4回「彩の会作品展」を開いた。自身と教え子32人の額装やタペストリー、びょうぶ、小物など約80点を展示している。11日まで。

藍染め生地に、特殊顔料を使って生命力あふれる伊勢エビとカニを描いた二曲びょうぶ「伊勢の華」、スオウで薄紫色に染めた生地に色とりどりのボタンを描き、その中央に慈愛に満ちた観音菩薩を配したタペストリー「聖観音」をはじめ、山間の湖に屋形船が浮かぶ風景を描いた額装「舟遊び」など見応えのある作品が並んでいる。

ヒマワリを散らした日傘や、四季の花々を描いた重箱などの小物も展示され、来館者の目を楽しませている。25年前から月1回、自宅工房で指導している伊藤さんは「コロナ禍で沈みがちな気持ちをほっとひととき癒やし、日々の生活に彩りを添えていただけたら」と話していた。