聖火リレー 瀬古さん「いよいよやって来た」 母校跡地で出発式

【出発式で、点火されたトーチを掲げる瀬古さん(中央)=四日市市安島1丁目で】

東京五輪の聖火リレーで県内の第一走者を務めた三重県桑名市出身で、男子マラソン元五輪代表の瀬古利彦さん(64)は「三重県にいよいよ聖火がやって来た。第一走者を務められて光栄」と語った。

母校の県立四日市工業高校跡地で出発式に臨み「トーチをもらったところが正門の近くだった。縁があるんだな」となつかしんだ。「思ったよりたくさんのファンが来てくれてうれしかった。地元に帰ってきた気がした」と話した。

聖火ランナーを務めるのは長野冬季五輪に次いで2回目。「夏の五輪代表だったので、冬よりも自然と力が入った」と話し、「聖火をこの目で見るのはもう二度とないと思うので、目に焼き付けて帰りたい」とも語った。

東京五輪に向けて、日本陸連のマラソン強化戦略プロジェクトリーダーとしての思いも語り、「1年延期になり、選手たちも待ち疲れの状態だった。聖火を見てもう一度スイッチが入り、心新たにメダルを目指して練習してくれるのではないか」と力を込めた。

四日市市出身で東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾選手(28)=富士通=には「中村君は暑さに強い。8月なのできっと札幌でメダルを取ってくれる」と期待感を示した。