五輪聖火、海を渡る 鳥羽の離島、海女小屋に 三重

【定期船を降りて次の走者に聖火を託す小椋さん(左)=鳥羽市の和具船乗り場で】

【鳥羽】新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた東京五輪聖火リレーの1日目が三重県内で開催された。鳥羽市では佐田浜東公園を皮切りに10人のランナーが市内を駆け抜け、海上を経由して答志漁港の海女小屋へと聖火を届けた。

鳥羽一丁目のマリンターミナルでは、みえの国観光大使で元バドミントン日本代表の小椋久美子さん(37)が定期船に乗り込み、海を渡って答志島の和具港で待つ第4走者の石井雅昭さん(48)へと聖火を届けた。

和具港では、地元漁師が用意したたくさんの大漁旗がランナーを出迎えた。沿道には多くの地元住民らが駆けつけ、手旗を手にランナーに声援を送っていた。

第8区間を走る化粧品会社勤務、山本ゆう子さん(45)の応援に家族で駆けつけたという両親の愛知県東海市の工藤勇一さん(73)、カズ子さん(74)は、「新型コロナで延期されていたが無事開催されて感無量。3月に銀婚式を迎えたのでいい記念になった」と話した。

地元答志町の漁業山下真美さん(47)は「まさかここが選ばれるとは思わなかったのでうれしかった。テレビで聖火リレーを見たことはあったが、直接見ると迫力が違う」と話した。

同じく答志町の漁師井村俊之さん(52)は「テレビで見るより小椋さんがかわいかった」と話し、「コロナは心配だが、無事開催してくれたら」と話していた。