三重大・伊藤学長が就任会見 「信頼回復に努める」 三重

【就任の記者会見に臨む伊藤学長=津市栗真町屋町で】

【津】三重大(三重県津市)の伊藤正明学長は6日、就任の記者会見に臨み、医学部付属病院での不祥事を踏まえて組織統治や危機管理を課題に挙げ「大学と病院が一体となって信頼回復に努める」と述べた。

伊藤学長は、同病院臨床麻酔部の診療報酬不正請求事件や医療機器納入を巡る贈収賄事件を受け「ガバナンスを徹底し、麻酔科医の不足を早急に解決することを中心に取り組む」と述べた。

不祥事が起こった組織風土の問題として「法令順守のマインドが希薄だった」と説明。自らも病院長を務めていたことから「反省点を踏まえ、全力で対応していかなければならないと捉えている」と語った。

また、伊藤学長は三重大生らによる食事会でクラスター(感染者集団)が発生したことにも言及し「昨年度より数回にわたって学生のクラスターが発生し、たびたびご心配をいただいている」と陳謝した。

このほか「つながる知、ひらく未来、地域共創大学へ」とする目標を掲げた。新体制の下、特色ある世界水準の研究やSDGs(持続可能な開発目標)など6項目を実現する展望を示した。