松阪漁協が水産庁長官賞 アサリ復活に取り組む 三重

【水産庁長官賞などの賞状を示す前田部会長(中央)と竹上市長(左)ら=松阪市役所で】

【松阪】三重県の松阪漁協採貝部会(93人)の前田晃一部会長(53)は5日、松阪市役所で竹上真人市長と面会し、第26回全国青年・女性漁業者交流大会で「前浜に再びアサリを~俺たち漁師ができること~」の発表が水産庁長官賞を受賞したと報告した。

同大会は3月2日に東京であり、コロナ禍のためリモートで参加した。水産庁長官賞は農林水産大臣賞に次ぐ。特別賞の全国水産試験場長会会長賞も獲得した。

同漁協はアサリの採貝と青ノリの養殖がメイン。県内有数のアサリ産地だが、平成31年3月から全く採れなくなっている。同部会はアサリを増やすため海底に小粒の砕石をまく漁場造成と、干潟への網の敷設に取り組み、手応えがあった。砕石をまく事業は年間400万円かかり、同市が半額助成している。

前田部会長は「本来は6月くらいまで漁の旬だが、今年は潮干狩りを含め禁漁」と話した。

竹上市長は「すごいね。しかも特別賞まで。アサリのメカニズムはよく分からないが、先進的な取り組みが広まれば」と祝った。