伊勢 竹内浩三生誕100年で記念事業 資金協力を呼び掛け 三重

【竹内の記念事業に向けクラウドファンディングへの協力を呼び掛ける岡田実行委員長(中央)ら=伊勢市役所で】

【伊勢】代表作「骨のうたう」などで知られ、太平洋戦争で戦死した伊勢市出身の詩人、竹内浩三(1921―1945年)の生誕100年に合わせた記念事業が、伊勢市で開かれる。5月の「生誕祭」を皮切りにさまざまな催しが企画され、市民団体などでつくる実行委員会は、事業を充実するため、インターネットを通じたクラウドファンディングなどで資金協力を呼び掛けている。

生誕100年に合わせ、竹内とその作品の魅力を若い世代に伝えつなごうと、竹内を顕彰する市民団体や研究会、市教育委員会などが昨年夏に実行委を立ち上げ、準備を進めてきた。5月8日の生誕祭では、コンサートや朗読会などを企画。11月は、作家らを招いた対談イベントや資料展示などを予定している。そのほか、竹内を題材にした演劇の鑑賞会や記念碑の設置などを検討しているが、一部資金が不足している。

クラウドファンディングの目標額は100万円で、実施期間は6月30日まで。金額に応じた返礼として、竹内の詩や小説などを収めた作品集「愚の旗」復刻版、現在では珍しい活版印刷によるオリジナルの詩集(限定40部)、ポストカードなどがある。目標額に達しない場合も記念事業は実施する。また、郵便振替による寄付(一口千円~)や、企業や団体協賛も募っている。

実行委の岡田美代子委員長は(83)は「イベントを通じ、戦時でも明るく生きた浩三のことを、若い世代に知ってもらいたい」と話している。

問い合わせは実行委事務局(伊勢文化舎内)=電話0596(23)5166=へ。