県 会食自粛を協力要請 感染増なら「さらに強い措置」 三重

【記者会見で、県指針の改訂を発表する鈴木知事=県庁で】

三重県は5日の新型コロナウイルス感染症対策本部員会議で、感染拡大防止の指針を改訂し、大人数や長時間の会食を避けるよう求める呼び掛けを新型コロナ対応の特措法に基づく協力要請に引き上げた。鈴木英敬知事は「ここで感染拡大を食い止められなければ、さらに強い措置をお願いすることになる前段階と認識してほしい」と述べた。

新たな指針は、歓送迎会など大人数や長時間の会食への参加を避けるよう特措法に基づいて要請。まん延防止等重点措置や営業時間短縮の要請が出ている地域への訪問も自粛するよう求めている。

また、大学生らによる食事会でクラスター(感染者集団)が発生したことを受け、県内の高等教育機関に対し、学外での行動を含めた対策の徹底と調査への積極的な協力を特措法に基づいて要請した。

このほか、感染症対策の目安で政府指標の前段階に当たる県独自のモニタリング指標を決定。確保病床の占有率や直近1週間の新規感染者数などを基準に、注意レベルと警戒レベルを設定した。

県によると、4日時点で直近1週間の新規感染者は人口10万人当たり7・62人となり、新規感染者がなかった3月22日時点の4倍近くに増加。変異株の感染者も増え、延べ53人となっている。

鈴木知事は会議後の記者会見で「第4波を大きな波にさせないための重要な局面にある。新年度になって楽しい気分もあるだろうが、協力してほしい」と呼び掛けた。

新たなモニタリング指標の活用については「感染状況を総合的に勘案した上で適切な対策を講じる」と説明。すでに警戒レベルに近づきつつあり「緊急警戒宣言が視野に入っている段階」との認識を示した。