新型ウイルス 県内26人感染、変異株の70代死亡 第4波入り口、リバウンド 三重

【記者会見で、大人数や長時間の会食をしないよう呼び掛ける鈴木知事=三重県庁で】

三重県は2日、10代―60代までの男女26人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者が20人以上となるのは2日連続。大学生らによる食事会で新たなクラスター(感染者集団)が発生した。県は週明けの感染症対策本部員会議で、対策の呼び掛けを新型コロナ対応の特措法に基づく協力要請に引き上げる方針。

また、県は新型コロナの変異株に感染して県内の医療機関に入院していた70代の1人が1日に死亡したと発表した。県内で変異株感染者が死亡するのは初めて。県内感染者の死者は71人となった。

県によると、新たに判明した感染者は津市で8人、四日市市で6人、鈴鹿市で3人、桑名市、松阪市、伊賀市で各2人、菰野町、川越町、名古屋市在住者で各1人。県内の感染者は延べ2803人となった。

既に参加者のうち大学生ら3人の感染が判明している先月27日の食事会では新たに大学生2人の感染が判明。参加者の一部が別の日に開いていた食事会も含めると、感染者は13人に上っている。

県は2日、これらの食事会を49例目のクラスターと認定。食事会は飲食店や個人宅で先月下旬に3回あり、延べ27人が参加したといい、県のクラスター対策グループが接触者調査を進めている。

また、県は新たに県内の7人について変異株への感染が判明し、県内の変異株感染者が48人となったと発表。既に確認されている変異株感染者のうち、新たに11人が英国型と判明したことも明らかにした。

鈴木英敬知事は2日の記者会見で、県内の感染状況について「いわゆる第4波の入り口に立っている。リバウンドしていることは間違いない。それを大きな波にしないための重要な局面にある」などと述べた。

その上で、感染が拡大したとみられる会食が散見されると指摘し、大人数や長時間の会食を避けるよう改めて要請。まん延防止等重点措置や営業時短要請が出ている地域への訪問も慎重に検討するよう求めた。