津 県護国神社 初の女性神職が誕生 三重

【あさぎ色のはかま姿で辞令を手にする宮田さん(右)と神谷さん=津市広明町の県護国神社で】

【津】三重県津市広明町の県護国神社で1日、権禰宜(ねぎ)任命辞令伝達式があり、同神社初の女性神職2人が誕生した。

2人は津市出身の宮田知美さん(24)と愛知県刈谷市出身の神谷萌日さん(23)で、いずれも皇學館大学で学び昨年4月に同神社に奉職。これまで女性神職がいた記録がない中、一年の見習い期間を経てそろって同神社史上初の女性神職となった。

2人は権禰宜の証しであるあさぎ色のはかま姿で伝達式に臨み原光夫宮司から辞令を受けた。原宮司は「神様のために仕事をするのは死を覚悟しながらご奉仕をささげること。笑顔を忘れずご奉仕に励んで」と激励した。

宮田さんは「一年の行事を経験したがまだまだ未熟。はかまの色は変わっても初心を忘れず頑張りたい」、神谷さんは「緊張で身が引き締まる思い。安産の祈とうや授与品のデザインなど女性の視点を生かせる取り組みができたら」とそれぞれ抱負を述べた。

皇學館大神道学科の松本丘教授(52)によると、全国約2万人の神職のうち女性は3千人ほどで「戦後少しずつ増えてきたが現在でも女性は7人に1人とまだ少ない」という。