鳥羽市長選前に公開討論会 現新2氏が論戦 少子高齢化や産業振興 三重

【公開討論会に出席する(中央右から)中村氏と小久保氏=鳥羽商工会議所で】

【鳥羽】任期満了に伴う4月4日告示、同11日投開票される三重県の鳥羽市長選を前に、立候補予定者による公開討論会が30日夜、同市大明東町の鳥羽商工会議所で開かれ、立候補を表明している元市議の小久保純一氏(63)と、現職中村欣一郎氏(62)=50音順=が論戦を繰り広げた。

新型コロナウイルス感染防止対策として、動画配信を前提に開催。主催者の鳥羽青年会議所「熱い想いのまちづくり会員拡大委員会」の瀬崎隆将委員長が司会、一般社団法人みらせんの河村直樹氏がコーディネーターを務め、市民への事前アンケートを基に作成した3つの議題で討論した。

少子高齢化対策について、小久保氏は、2つの観点として、経済活性化と住みやすい生活レベルの担保が不可欠だとし、具体策として高齢者支援のための基幹相談センターの設置や県立大学誘致などの考えを示した。

中村氏は「鳥羽に関心のある人の輪を広げることが重要」として関係人口作りに向けた取り組みを主張。併せて主要機能を集約させる「コンパクトプラスネットワーク」の考えを示した。

産業振興策では、小久保氏は基幹産業の観光や水産業を支えるために漁協や経済団体との連携強化が必要と主張。さらに「地域間競争で勝つには民間の発想で商品やサービスの価値を上げるのが大事」とし、参加型の観光プランの創出や各産業への先端技術導入の必要性を主張した。

中村氏は「食材を求める観光客が多い」とし、地域の魚介類のブランド化実績を伝えると共に発信力を高める必要性を強調。併せて工業を中心とした製造業としての強みも紹介し、「トレンドが変わった時にバランス良く産業を分散させることが必要。粘り強い産業構造を目指す」と述べた。

公開討論会の様子は4月1日午後7時からYouTubeで配信される予定。