県、退職者に辞令交付 代表「今後も地域に貢献」 三重

【鈴木知事(手前)から辞令と感謝状を受け取る福永部長=三重県庁で】

三重県は31日付で退職する職員への辞令交付式を、県庁講堂で開いた。退職者のうち158人が出席。福永和伸戦略企画部長が退職者を代表し、鈴木英敬知事から辞令と感謝状を受け取った。

福永部長は代表あいさつで「この40年は激動の時代だった。カラ出張問題やRDF爆発事故などの危機に直面し、最後には新型コロナ。悪戦苦闘しながらも力を合わせて道を切り開いてきた」と振り返った。

その上で「新型コロナとの闘いは予断を許さず、三重とこわか国体・とこわか大会も目前。県政の正念場に去るのは悔しいが、豊かな社会の形成を願って今後も地域課題の解決に貢献したい」と述べた。

「幸せとは旅の仕方であって、行き先のことではない」とする米国の政治家、ロイ・グッドマンの言葉を引用。「自ら幸福感を高めていけるよう、一瞬一瞬を大切にし、今後も確かな人生を営む」と語った。

鈴木知事はフランスの経済学者、ジャック・アタリ氏の言葉を引用して「利他主義」の重要性を強調。「県民のため、という利他主義を実践した経験を生かし、今後も力添えをいただきたい」と呼び掛けた。

本年度末の退職者は前年度より5人少ない213人。例年は全員が壇上で知事から辞令を受け取るが、昨年度から感染防止対策として1人に限定している。4月1日には新規採用者への辞令交付式を開く。