四日市のバスタ事業化 近鉄駅前整備へ 三重

【交通ターミナルを整備する予定地(三重河川国道事務所提供)】

国土交通省三重河川国道事務所は30日、近鉄四日市駅東側の中央通りを交通ターミナルとして整備する「バスタプロジェクト」を事業化すると発表した。国交省は新宿南口バスターミナル(バスタ新宿)をモデルに、全国でバスタプロジェクト展開しており、事業化は東海4県で初めて。分散するバス停を集約し、鉄道からの乗り換えをスムーズにすることで利便性を向上させる。

同事務所によると、整備するのは近鉄四日市駅と国道1号を結ぶ四日市市浜田町の延長約0・3キロ。駅周辺の3カ所に分散する路線バスのバス停を集約し、タクシーや長距離バスも乗り入れられるよう整備する。

横断歩道を廃止し、駅とターミナルを結ぶペデストリアンデッキ(歩行者専用橋)を整備することで歩行者の安全性を向上。待合空間を活用して防災機能を高めるほか、周辺施設と連携してにぎわいを創出する。

新年度は関連予算に1億円を計上。整備計画に基づいて交通事業者や市、商店街など関係機関の意見を聞き取り、調査設計に入る。県によると、計画では全体の事業費を約75億円と見込んでいる。

鈴木英敬知事は事業化の決定を受け「利用者の利便性を改善し、にぎわいのある空間を創出するなど地域経済の活性化につながる重要な事業。関係機関と連携し、整備促進に取り組む」とのコメントを発表した。