三重県1479人異動、最大規模 デジタル推進や国体準備

三重県は30日、令和3年度の4月1日付人事異動を発表した。異動規模は前年度比81人増の1479人。デジタル社会推進局の新設や三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の準備などが重なり、少なくとも過去10年では最大規模となった。

鈴木英敬知事は記者会見で「新型コロナの対応や痛んだ経済の再生に全力を挙げて取り組める職員を登用した。三重とこわか国体・大会の成功やデジタル社会の推進でも適任者を配置した」と総括した。

新任部長に対する「全庁的な評価」として、雇用経済部副部長を務めた野呂幸利防災対策部長(57)を「推進力と突破力がある職員」と表現。安井晃戦略企画部長(58)は「企画力と計画力にたけた職員」とした。

防災対策部の副部長として新型コロナウイルスの対応に当たった清水英彦東京事務所長(56)を「調整力と交渉力がある」と評価。高間伸夫総務部長(58)は「豊富な知識や柔軟性がある適任者」とした。

県によると、異動者数は課長補佐級を除く職級で前年度より増加。職級ごとの異動規模は、部長級で前年度比7人増の18人、次長級で12人増の58人、課長級で20人増の257人などとなった。

デジタル社会推進局には44人の職員を配置。局長を兼務し、デジタル関連の施策を統括する最高デジタル責任者(CDO)として、東京都出身で内閣府地域活性化伝道師の田中淳一氏(44)を採用する。

三重とこわか国体・とこわか大会に向け、交通関係などの6社から7人を受け入れる。包括連携協定を結ぶANAホールディングスから、客室乗務員ら3人を任期付職員として雇用経済部で受け入れる。

女性管理職の割合は、前年度比1・1ポイント増の12・1%。消防学校長などにも女性を配置したほか、デジタル社会推進局の管理職は半数を女性に。一方、部長級の割合は5・3ポイント減の10・7%となった。