交通事故で虚偽報告疑い 警部補を書類送検、減給 三重県警

虚偽の公文書を作成したとして、三重県警は26日、虚偽有印公文書作成・同行使などの容疑で、警察署所属の40代の男性警部補を津地検に書類送検し、減給10分の1(3月)の懲戒処分にしたと発表した。男性警部補は同日付で依願退職した。

監察課によると、警部補は平成30年7月1日に名張署管内で起きた車同士の交通人身事故の捜査を担当していたが、この事故で目撃者がいたにもかかわらず、目撃者がいなかったとする虚偽の捜査報告書を作成するなどした疑い。

この事故で目撃者に状況を確認する必要性があり、関係書類を点検したところ、目撃者がいたことが発覚した。

警部補は、虚偽の報告書を作成した理由について、同課の聞き取りに「目撃者の証言は事件を立証する上で必要ないと安易に考え、虚偽の捜査報告書を作成した」と説明しているという。また「組織や関係者に迷惑をかけて申し訳ない」と反省している。

柳瀬真首席監察官は「警察捜査に対する信頼を失わせるもので、誠に遺憾である。捜査管理を徹底し、再発防止と信頼回復に努める」と話した。