夫殺人未遂で妻無罪 津地裁、覚醒剤使用は懲役2年10月 三重

大紀町の自宅で夫=当時(58)=の首などを刺して殺害しようとしたなどとして、殺人未遂と覚醒剤取締法違反(使用)の罪に問われた無職女被告(57)=同町=の裁判員裁判で、津地裁の四宮知彦裁判長は26日、覚醒剤取締法違反の罪で懲役2年10月の判決を言い渡した。殺人未遂の罪については無罪を言い渡した。求刑は懲役7年だった。

殺人未遂を巡っては、弁護側は覚醒剤使用の影響で「幻聴の圧倒的な影響で犯行に及び、心身喪失状態だった」として無罪を主張。検察側は「正常な精神作用に基づく判断で罪を犯したといえる部分があり、心神耗弱状態だった」と主張していた。

四宮裁判長は判決理由で「強い命令性の幻聴の圧倒的な影響を受けており、正常な精神作用に基づいて罪を犯したといえる部分が残っていたと認めるには疑問が残る」とした。

判決によると、昨年4月18日から同25日までの間、県内またはその周辺で覚醒剤を使用した。