津市自治会問題 報告矛盾、職員再聞き取り 市長が指示 三重

【定例記者会見に臨む前葉市長=津市役所で】

【津】三重県の前葉泰幸津市長は23日の定例記者会見で、相生町自治会に市職員が便宜を図っていたとされる問題で、市の設置した調査チームの報告書と市議会の百条委員会の調査結果が矛盾することを受け、関係職員から再度聞き取るよう指示したと明らかにした。

相生町内の修繕工事を巡って、調査チームがまとめた報告書は「意図的に分割した事実は確認できなかった」と記載。これに対し、15日の百条委で委員から「意図的に分割発注したとしか思えない」と追及された職員は「ご指摘の通りだと思う」と認めていた。

前葉市長は「調査チームの弁護士に対して発言した以外の事実を職員が(百条委で)答弁しているのであれば、正確を期すことはできない」と釈明。「もう一度弁護士に判定してもらわなければならない。最終報告までに追加で調べてもらう」と述べた。

一方、市の補助金をだまし取ったとして、詐欺容疑で再逮捕された相生町自治会長の田邊哲司容疑者(61)=詐欺罪で起訴=の知人女性にバレンタインデーのチョコレートの返礼品を贈っていた問題については、自ら同等の品物を購入したと説明した。

女性について盆野明弘副市長が8日の百条委で「スナックのママ」と答弁したのに対し、前葉市長は「NPO法人フードバンク三重の理事長」と説明。田邊容疑者との関係性についての認識を問われると「2人が知り合いであることは知っていた」と述べた。