津 ピンクや白、アセビ開花 石山観音公園 三重

【房状の花を咲かせるアセビ=津市芸濃町楠原の石山観音公園で】

【津】三重県津市芸濃町楠原の石山観音公園で、アセビ(馬酔木)の花が咲き始めた。ピンクや白の房状の花が訪れる人を楽しませている。

同公園は県指定文化財の磨崖仏など33体の石仏がある。アセビはツツジ科の常緑低木で、30年ほど前に同公園を整備した際植えたものと自生するもの合わせて大小約200本がある。

「馬の背」と呼ばれる頂上の岩山近くでは巡拝路に沿って多くのアセビがあり、釣り鐘型の花を房状に付けている。晴天に恵まれた23日は散策の人らが立ち止まって愛らしい花を眺めた。

県総合博物館の佐野明学芸員によるとアセビは毒性があるため鹿などの食害に遭うことがないといい「近年ニホンジカが増えているので被害に遭わないアセビが目立つようになった。鹿が作り出す景観の一つと言える」と話す。

芸濃ふるさとガイド会の古市悦雄事務局長(73)は「これから4月初旬まで次々に咲くので磨崖仏と合わせて散策を楽しんでほしい」と話している。