津市 新型ウイルスワクチン 先行接種、来月12日から 介護施設入所者が対象 三重

【津】三重県の前葉泰幸津市長は23日の定例記者会見で、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの先行接種を来月12日に開始すると発表した。来月中に届くワクチンは量が限られるため、介護老人保健施設の入所者約千人を対象に実施する。

市によると、来月中に届くのは974人分に相当するワクチン2箱。先行接種の対象となる高齢者約8万5千人のうち1%程度で、供給量が限られる。常駐の医師や看護師が接種後に健康観察する体制が整っている介護老人保健施設の入所者を対象に選んだ。

来月中に届くワクチンの先行接種対象となる介護老人保健施設は市内の全13施設。各施設が入所者本人か家族から同意を得て、希望者の予診票や接種券を取りまとめる。他の市町に住民票がある入所者については、自治体と調整して接種券を取り寄せる。

市は先行接種で集団接種と個別接種を併用する方針で、5月中旬以降の開始を目指す。23日時点で、市内125カ所の医療機関が個別接種に対応している。市内3カ所で集団接種会場を常設するほか、公共施設を巡回して集団接種を実施する。

前葉市長は「ワクチンの量に制約がある。円滑に接種を実施するため、介護老人保健施設から始めることにした」と説明。「感染予防対策の生活が続く中、早く接種したい人がたくさんいる。準備が整い次第、案内するので今しばらく待ってほしい」と述べた。