松阪 小津安二郎記念館、開館へ 来月3日、企画展も 三重

【小津安二郎松阪記念館の開館と企画展をPRする竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県の竹上真人松阪市長は22日、市役所で定例記者会見に臨み、同市殿町の市立歴史民俗資料館2階に「小津安二郎松阪記念館」を4月3日に開館すると発表した。

日本映画界の巨匠、小津安二郎(1903―1963年)は松阪商人の家に生まれ、9歳の時に東京から松阪へ引っ越した。同市飯高町宮前で1年間の教員生活を送った後、19歳で松竹キネマ蒲田撮影所に撮影部助手として入社した。

昨年末に閉館した同市愛宕町の小津安二郎青春館に代わる顕彰拠点として整備した。松阪歴史民俗資料館は旧図書館で監督も利用していた。監督の偉業を映像や日記、手紙、写真で振り返る。小津作品の手書きの絵看板を掲げる。

松竹に委託して制作した短編5本(1本約7分)の映像コーナーを設置。監督の人物像や松阪との関係、国際的に評価の高い小津映画の特徴などを紹介する。ラジオ出演時の唯一残る肉声を収録している。

「安二郎の言葉」コーナーでは、「なんでもないことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う」などの名言をタッチパネルで浮かび上がらせる。

歴史民俗資料館1階では開館日に合わせ、映画監督小津安二郎企画展「青春のまち松阪展」を開く。入館料は一般80円、6―18歳40円。会期は6月6日まで。

竹上市長は「1、2階を小津ワールドで埋める。世界中にファンが多い。対応できるように学芸員1人を配置する」と述べた。