
【度会郡】三重県玉城町田丸の画家、小林扶由さんが主宰する子ども美術塾「アトリエ・コバ」の作品展「大かきぞめ展」が、同塾ガレージギャラリーで開かれている。5月30日までの土、日曜日、午前10時―午後5時。
同塾では、4歳―高校生計32人が楽しみながら作品制作に取り組んでいて、小林さんは生徒らの個性を生かした指導を行っている。同展は毎年の恒例行事。生徒らは1月から作品作りを始め、縦90センチ、横70センチの和紙に墨で下絵を描き、水彩絵の具で色付けした。
会場には、想像を膨らませて宇宙や本の世界を描いた作品、色彩豊かに仕上げたウサギやネコ、ペンギン、今年の干支(えと)のウシなど、自分たちの好きな物や行ってみたい所などを自由な発想で表現した32点が展示されている。
小林さんは「ギャラリーはまちかど博物館になっているので、道行く人にも自由に見てもらい、子どもたちのアートを楽しんでもらえれば」と話した。