伊勢 ワクチン集団接種想定し市民ら訓練 三重

【新型コロナワクチン接種に向けたシミュレーションに参加する市民=伊勢市生涯学習センターいせトピアで】

【伊勢】新型コロナウイルスワクチン接種開始を前に伊勢市は18日、同市黒瀬町の市生涯学習センターいせトピアで集団接種を想定したシミュレーションを開き、市民や医療関係者ら約70人が手順を確認しながら課題の抽出に臨んだ。

同市には4月12日以降に第1便のワクチンが届く予定で、市民約12万4千人のうち高齢者約4万人から順次接種を進める方針。市内公共施設に置く特設会場と病院合わせて9カ所での集団接種を予定し、実際の接種の流れを訓練した。

シミュレーションでは30分間に30人への接種を想定。市民らは受け付けで検温を済ませると、事前に記入した予診票の確認や医師による予診を受け、看護師から注射で肩にワクチン接種を受けた。接種済証を受け取り、副反応を調べるために救護室で経過観察した。

一色町から参加した龍田紀美子さん(72)は「ワクチンの接種に肩まで袖をまくり上げないといけないので服装に気を付けようと思った」と話した。また黒瀬町から参加した酒徳和夫さん(75)は「薬の名前を聞かれたので当日は健康手帳などを持ってくる必要があると感じた」と話していた。

伊勢地区医師会の永井正高会長(61)は「想定よりスムーズだったが、同じことを何回も聞かれるという意見もあった。意見を踏まえて本番も密にならないよう注意したい」と話した。