オウムガイの生態学習 水産高生、鳥羽水族館で 島サミット前にパラオ高と交流へ 三重

【学芸員の杉本さんからパラオオウムガイについて説明を聞く生徒ら=鳥羽水族館で】

【鳥羽】三重県志摩市を中心に開催が予定されている太平洋・島サミットを前に、パラオ高校と姉妹校提携を結んでいる県立水産高校水産資源学科アクアデザインコース1年生8人が17日、鳥羽水族館を訪問し、同館で飼育されているパラオ固有種のパラオオウムガイの生態について学習した。

同校は平成9年にパラオ高校と姉妹校提携を締結。これまでは実習船「しろちどり」を通じた海洋学習を通じた交流を続けていたが、太平洋・島サミット開催を前に4月からオンラインを通じた交流を計画。交流を前に同国への理解を深めようと学習を企画した。

パラオオウムガイはパラオ諸島近海に生息する固有種で、「生きた化石」と呼ばれるオウムガイの仲間では最大種とされている。

生徒らは、同館学芸員で昨年1月にJICA(国際協力機構)派遣の民間ボランティアとして同国で水族館運営について支援した杉本幹さん(60)を講師に、同国の現状や自然の生態などを学習。ビデオやパラオオウムガイの餌やりなどを見学して理解を深めた。

参加した片山康さん(16)は「パラオオウムガイを通じて深く学びたいと思った。交流を楽しみにしたい」と話していた。

杉本さんは「海に興味を持ってくれる若い世代がいることはありがたい。今後の活動に生かしてもらえたら」と話していた。