鳥羽 海洋DX構築で連携 産学官6者が協定締結 三重

【協定書を手にする各関係機関の代表者ら=鳥羽市水産研究所で】

【鳥羽】最新の情報通信インフラや先端技術を活用して新たな水産業モデル「海洋デジタルトランスフォーメーション(DX)」の構築を図る連携協定の締結式が16日、三重県鳥羽市小浜町の同市水産研究所であった。産学官それぞれの強みを生かして水産現場での各種課題解決を目指す。

協定には三重大学と鳥羽商船高専、県水産研究所、鳥羽市と、通信大手KDDI、KDDI総合研究所の6者が参加。それぞれが抱える研究成果やデータ、通信インフラの共有や、人材交流を通じて、高齢化や担い手不足に悩む漁業の活性化や漁獲量の安定化、新たな生産技術の構築に向けた各課題の解決に取り組む。

具体的には、スマートブイやドローン、海中画像データの可視化技術等を活用した新技術開発や、通信技術を基盤とした地域ネットワーク構築など先端技術の社会実装、技術講習会や共同開発に伴う若手の人材育成での連携を図る。

協定式には、奥村克純三重大大学院生物資源学研究科長、林祐司鳥羽商船高専校長、山田浩且県水産研究所長、中村欣一郎鳥羽市長のほか、オンラインを通じて森敬一KDDI専務と中村元KDDI総研所長が出席し、協定書に署名した。

山田県水産研究所長は「力強い水産業の実現に向けて6者さらに連携を深め、知見や技術を生かした共同研究に取り組みたい」と話していた。