伊勢 防災まちづくり大賞 浜郷地区が消防庁長官賞 三重

【「防災まちづくり大賞」消防庁長官賞の表彰状を手にする浜郷地区まち協の村田会長(中央)ら=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市の浜郷地区まちづくり協議会が、消防庁が主催する「第25回防災まちづくり大賞」で消防庁長官賞を受賞し、伊勢市役所で15日、鈴木健一市長に報告した。

同協議会は、伊勢湾へ注ぐ勢田川と五十鈴川の河口に位置する黒瀬、中崎、一色、通、田尻の5自治会で組織する。海抜が低く、過去には浸水被害があり、津波被害も予測されることから、平成25年の協議会立ち上げ以来、防災、減災対策に力を注いできた。

「自分たちで助け合い、災害から命を守る」をモットーに、3年ごとに目標を定めて防災計画を策定。住民参加の津波避難訓練や炊き出し訓練、防災リーダーを養成するための災害図上訓練などを繰り返し、活動の成果として作成した防災マップや防災マニュアルは全戸に配布した。地元の浜郷小学校と連携した防災教育では、避難所運営ゲーム(HUG)を通して子どもたちの防災知識の向上を図るなど、地域ぐるみの組織的で計画的な取り組みが評価された。

受賞を報告した協議会の村田修一会長は「取り組みが評価されたことは光栄なこと。今後もより一層励みたい」と述べた。防災担当の西井文平防災委員長は「地域の協力が受賞につながった。訓練を繰り返すことで(自分の身を守る)自助の力を身に付け、顔が見える関係を築くことで助け合いの共助の力を高める。それが地域防災力の向上につながる」と話していた。