料理、製菓の一流目指して 三重調理専で30人が卒業式 三重

【包丁と箸のみでコイをさばく「四條流包丁儀式」の奉納=津市羽所町のアストプラザで】

【津】三重県津市大谷町の大川学園三重調理専門学校の第60期生卒業式が15日、同市羽所町のアストプラザであった。コロナ禍で式典の規模を縮小して挙行し調理1年コース14人、調理製菓2年コース16人が卒業証書や調理師免許を受け取った。

感染防止対策を徹底し来賓を招かず卒業生、教員、少数の保護者のみが出席。昨年中止した、式後の四條流庖丁儀式は2年ぶりに奉納した。

式では大川将寿校長が卒業証書や調理師免許を手渡した。式辞でコロナ禍に社会で求められる資質として柔軟性や行動力を挙げ「目標を高く持って常に一流を目指して」と激励した。

成績最優秀の生徒に贈られる県知事賞は永田利行さん(20)=松阪市嬉野中川新町=が受賞し総代として謝辞を述べた。永田さんは菰野町の「ホテル湯の本」で和食の料理人になるといい「まずは日本料理でどこに出ても恥ずかしくないよう腕を磨き、オールマイティーな料理人を目指したい」と抱負を語った。

平安時代から伝わる四條流庖丁儀式では卒業生らがコイに手を触れることなく包丁と箸だけで見事にさばいた。

同校によると就職を希望する卒業生のほぼ全てが県内を中心にホテルや旅館、製菓店などに就職するという。