自転車発電システムで優秀賞 鳥羽商船チーム、高専コンテストで 三重

【受賞した自転車発電と蓄電のシステムを紹介する上井さん(左)と濱口さん=鳥羽市役所で】

【鳥羽】高専生を対象とした「第3回システム創成コンテスト」(国立高専機構共同教育プロジェクト主催)で、三重県鳥羽市の鳥羽商船高専の学生チームが開発した災害避難所での電力不足と避難所で過ごす人の運動不足の解消を図る自転車発電システムが、優秀賞を受賞した。

開発したのは、制御情報工学科四年上井翔太さん(19)と、濱口盛都さん(19)。

学生が企業や自治体などと連携し、「地域創成に役立つシステム」をテーマにシステム構築するコンテストで、書類審査などを経て最終選考に進んだ10チームが今月、オンラインでプレゼンテーションを行い、優秀賞に選ばれた。

上井さんらは、鳥羽市総務課防災危機管理室と連携。打ち合わせを重ね、自転車のペダルをこいでモーターを回転させて電気を起こす発電機と蓄電のシステムを考案した。一般的な自転車につなげて発電を行い、スマートフォンの充電や仮設トイレの浄化槽への電力供給などに役立てる。自転車は避難所の人たちにこいでもらい、運動不足やストレスの解消につなげる。発電量や走行距離なども画面に表示される。このシステムは、昨年の同じコンテストに参加しようと開発を進めていたが、新型コロナウイルスの影響で中止になった。今回は、改良を加えて完成させた。

鳥羽市役所で12日、中村欣一郎市長や職員らに受賞を報告し、発電機を披露した。上井さんは「努力が認められうれしい。持ち運びしやすいよう軽量化するなど、実用に向け改良を進めたい」と意欲を語った。中村市長は「実用化したら、避難所に導入したい」と話した。

また、同校の別の学生チームが開発した「花粉掃除システム」は特別賞を受賞した。