鈴鹿 長太の大楠、元気に 土壌改良始まる 三重

【木の根の部分まで土を掘り、土壌改良作業を進める専門家ら=鈴鹿市南長太町で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市南長太町の県指定天然記念物「長太の大楠」で11日、市による樹勢回復に向けた土壌改良作業が始まった。13日まで。

大楠は昨年9月の落雷により、樹木の上部から根部まで電気が貫通したとみられ、通電を原因とする樹皮のはがれが確認されている。

今回の処置で、外傷による樹勢の低下を押さえ、維持回復を図る。事業費として、みえ森と緑の県民税市町交付金の125万円を活用した。

3日間の計画で、木から約5メートル離れた根の中間部分の土を幅2メートル、延長40メートル掘り、根の上に堆肥を入れて再度土をかぶせる作業を完了させる。

この日は、樹木医の中村昌幸さん=同市十宮一丁目=を含む専門家5人が作業にあたり、重機や専用の機械を使って風を送りながら一部の土を掘り返し、根の部分の状態を確認した。

中村さんは「あと1カ月くらいで新芽が出てくるので、それ以降の伸びがよくなれば。成長することで傷の治りも早い」と話していた。