わいせつ行為の教諭免職 県教委が懲戒処分 体罰の教諭は減給 三重

【教員の懲戒処分を発表する木平教育長=三重県庁で】

生徒にわいせつな行為をしたとして、三重県教委は11日、県立高校の男性教諭を懲戒免職処分にした。「生徒の特定につながる」などとして、詳細を明らかにしていない。また、生徒に体罰をしたとして、県立特別支援学校の男性教諭(52)を減給10分の1(6月)の懲戒処分とした。

県教委によると、県立高校の男性教諭は昨年度、この高校に通う生徒に対し、わいせつな行為をした。学校側は本年度に入ってから事案を把握。生徒側は既に被害届を警察に提出したという。

県教委は「生徒側からの強い要望」として、詳細な経緯や学校名を明らかにしていない。男性教諭は本年度から病期休暇を取得している。県教委の聞き取りに「被害者を傷つけて申し訳ない」と話したという。

特別支援学校の男性教諭は昨年6月、洗面所で衣服に水をこぼした生徒の額を平手でたたいた。同年10月には同じ生徒にトイレ介助をする際、膝を平手でたたいて「しっかりせんか。ぼけ」と暴言を発した。

この生徒は昨年10月から「指導に不安を感じた」として登校していない。男性教諭は「合図を送るつもりだったが、強くたたいてしまった」「家庭的な事情で疲れていて自制できなかった」と話したという。

また、県教委は11日、伊勢市内の飲食店や民家に侵入して現金を盗んだとして、建造物侵入や窃盗などの罪で起訴された伊勢市立豊浜東小の臨時講師、世古享佑被告(28)を懲戒免職処分にした。

このほか、乗用車を運転中に対向のオートバイに衝突する事故を起こし、相手の男性に骨折の重傷を負わせたとして、四日市市立河原田小の女性教諭(55)を減給10分の1(1月)の懲戒処分とした。

木平芳定教育長は11日の定例記者会見で「被害を受けた生徒や保護者、関係者に深くおわびする。公教育に対する県民の信頼を著しく損なった。極めて重大な状況だと認識している」と述べた。

その上で、県教委事務局に「コンプライアンス推進委員会」を設置して再発防止策を検討すると説明。各県立学校には「学校信頼向上委員会」を設け、生徒との関わり方などを議論させる考えを示した。

また、県立高校の生徒らを対象に、教職員によるセクハラやわいせつ行為などについて尋ねるアンケートを実施することも明らかにした。調査の内容などを検討した上で、来年度から実施する方針。