伊勢 二見浦の海水塩で入浴剤 「みそぎのゆ」土産店が発売 三重

【二見浦の塩だけを使った入浴剤「みそぎのゆ」=伊勢市二見町の大洋堂で】

【伊勢】三重県伊勢市二見町茶屋の土産店「大洋堂」が、二見浦の海水から採れた塩だけを使った入浴剤「伊勢二見ヶ浦ノ潮みそぎのゆ」を発売した。店長の福井謙一さん(38)は「色々な世代に正式参拝を知ってもらい、二見の町の活性化につなげたい」と話している。

二見町の旅館街に店を構える同店は大正11年の創業で、来年百周年を迎える老舗土産店。謙一さんは五代目店長として平成31年1月に店を引き継いだ。

約1年かけて店内を和モダン風に改装し、昨年2月に新装開店した矢先に新型コロナウイルス感染症が発生。営業自粛を余儀なくされていた間、地元の塩を使ったオリジナル商品を作れないかと考え、商品化に取り組んでいたという。

みそぎのゆは、二見浦からくみ上げた海水を南伊勢町の知人の釜を借りて炊きあげた塩を原料に使い、日本生化学(東京都)に製品化を依頼。一つずつ丁寧にピンセットで不純物を取り除き、時間をかけて炊きあげたことによる純白の色味とほのかに香る塩の香りが特徴という。

二見浦で禊(みそぎ)をして心身を清めてから伊勢神宮を参拝していたかつての習わしを伝えるために説明書きを同封。夫婦岩を背景に愛嬌あるカエルを描いた袋のデザインは姉の洋子さん(43)が手がけた。

謙一さんは「これを機に若い世代に二見浦の存在を知ってもらい、賑やかな町並みを取り戻せたら」と話している。

一回分の使用量で一包25グラム入りで税込み500円。問い合わせは同店=電話0596(43)2061=へ。