伊勢 1年の無事や開運祈願 松尾観音寺で「初午大祭」 三重

【線香の煙を浴びる参拝者ら=伊勢市楠部町の松尾観音寺で】

【伊勢】三重県伊勢市楠部町の松尾観音寺で10日、厄除けを祈願する「初午(はつうま)大祭」が始まった。厄年の人や家族連れらが、1年の無事や開運を願い参拝に訪れている。11日まで。

古くから厄除け観音として知られ、毎年3月最初の午の日に合わせ大祭が開かれる。初日は天候に恵まれ、多くの参拝者らが、境内で線香の煙を浴びて身を清め、本堂で祈祷(きとう)を受けるなどして1年の無事を祈願した。

新型コロナウイルス感染症対策として、祈祷は少人数で行い、恒例の和太鼓演奏などは中止。身に付けているハンカチなどを境内に置いていく厄落としの風習も自粛を促した。分散参拝を呼び掛けたため、混雑を避け、時期をずらしてお参りする人も多いという。

木造隆誠住職は「コロナという見えない敵との戦いが続く。収束を願うとともに、本当に大切なものを再確認する時間にしてほしい」と話していた。

また、東日本大震災から10年となる11日は、発生時刻の午後2時46分に合わせ、全僧侶が犠牲者をしのび黙とうをささげる。