三重県 CDOに田中氏内定 県のデジタル施策を統括

【知事ぶら下がり会見で、CDOへの抱負を語る田中氏(右)=三重県庁で】

三重県は9日、県のデジタル施策を統括する最高デジタル責任者(CDO)に、東京都出身で総務省の地域情報化アドバイザーなどを務める田中淳一氏(44)を内定したと発表した。4月1日付で採用する。

田中氏は高校中退後、ユーグレナ取締役を経て地方創生関連のコンサルを手掛ける一般社団法人「ローカルソリューションズ」を設立。内閣府の地域活性化伝道師も務める。近く神奈川県から県内に移住する。

CDOは部長級の常勤職員で任期は2年間。4月に設けるデジタル社会推進局の局長を兼務する。県は応募があった242人から書類選考で14人に絞り込み、オンライン面接で田中氏を選考した。

田中氏は、9日の知事ぶら下がり会見に出席。「結婚してすぐ伊勢神宮に行くほど三重が好き。県全域を回ったこともある。世界最高レベルの自然と食は代えがたい魅力がある」と志望動機を語った。

進めたい方向性に「あったかいDX(デジタルトランスフォーメーション)」を掲げた。「ロボットであふれる未来に限定せず、あらゆる人が家庭や職場で新たなことに挑戦できる社会にしたい」と語った。

鈴木英敬知事は、田中氏を選んだ理由にデジタル分野の専門性や発信力、情熱などを挙げた上で「持ち前の周りを巻き込む力を発揮し、県内全ての関係者と良好な関係を持って取り組んでほしい」と激励した。