町産コシヒカリで米こうじ 度会町の女性ら開発 地域活性化へ新商品、地元食材にこだわる 三重

【商品化した米こうじをPRする「味工房わたらい」の社員ら=度会町棚橋で】

【度会郡】三重県度会町の女性らでつくる合同会社「味工房わたらい」=同町棚橋=が、地域活性化につなげようと新商品の開発に取り組んでいる。今回は町産コシヒカリを使った米こうじ「わたっこ」を商品化。同町の特産品販売所「いらっ茶いわたらい」、伊勢市や近隣にあるスーパー「ぎゅーとら」などで500グラム入り700円(税別)で販売している。

代表社員の縄手和子さんらは約10年前、同町商工会女性部の特産品作りの一環として、獣害対策で捕獲した県産鹿肉の消費拡大を目的に「しかちゃんコロッケ」や串カツを開発。イベントで販売して人気を集めたコロッケは町のふるさと納税返礼品に選ばれ、地元の学校給食でも提供された。

平成27年には縄手さんら有志が同社を設立し、現在は50―70代の女性約10人が所属。米こうじとゴボウやニンジンなどの野菜、調味料を一緒に炊き込んだ総菜みそ(米こうじ加工品)「うまいなァ」、そのみそに県産鹿肉を漬け込んだ「鹿しうまいなぁ」など、次々と新商品を生み出している。

地元食材を使うことにこだわり、総菜みそを作る時に購入していた米こうじも自分らで作ろうと、県の補助金を活用して専用の機械を導入。地元の米を使って昨年6月から試作を始め、室温や品温の管理に試行錯誤しながら完成させた。

縄手さんは「今後は米こうじから作った甘酒を基にした商品を作りたい。みんなが健康を維持し、楽しみながら新商品の開発を続けていければ」と話した。

問い合わせは同工房=電話090(8954)8563=へ。