新技術トマト生産で協調融資 JA三重信連と日本公庫、ポモナファームに

【特殊繊維を積層させた人工培地シートを使って湿度を制御していく栽培技術「モイスカルチャー」】

三重県信用農業協同組合連合会(JA三重信連)と日本政策金融公庫津支店農林水産事業はこのほど、多気町丹生でミニトマトなどを生産する「ポモナファーム」(豊永翔平代表取締役)に対し、新技術を利用したトマト生産の設備資金と運転資金を協調融資した。

ポモナファームは豊永氏が代表を務める別会社と多気町の企業が共同出資して平成29年6月に設立された農業法人。

「モイスカルチャー」と呼ばれる独自の新しい栽培技術を利用し、環境負荷が少なく低コストな農業経営を実践。これまで簡易パイプハウス15棟でトマトを中心に生産してきたが、生産技術が安定し、軌道に乗ったことから、高機能ハウス18棟を増設しトマトの増産と年間の安定出荷を目指す。増棟するハウスは今年6月完成、稼動を見込む。

新型コロナウイルス感染症の影響により出荷先イベントの自粛が相次ぎ、販売が減少したことをきっかけに年間を通じた安定出荷ができるよう、トマト生産量の増加や生産品目の多様化、販路の多角化を検討していた。

豊永代表の経営能力や栽培技術を高く評価した日本公庫がJA三重信連を窓口に今回の設備投資に対する融資支援を行い、JA三重信連が規模拡大に必要な運転資金支援や販売先紹介などマッチング支援を行った。