新型ウイルス 感染の4割「退院後も症状」 県民アンケート 三重

【感染症対策協議会で、アンケート結果の報告を受ける出席者ら=三重県庁で】

三重県は2日夜の新型コロナウイルス感染症対策協議会で、新型コロナ感染症の後遺症などに関するアンケートの結果を報告した。感染した県民の約4割が「退院後も症状がある」と回答。継続した症状は嗅覚障害が最も多かった。また、感染者のうち約7割が「感染して不安を感じた」と回答した。

アンケートは県と市町の対策や県民への啓発に生かそうと、県が独自に実施。昨年12月28日以降に退院や療養解除となった県内の307人に依頼し、63・8%に当たる196人から回答を得た。

このうち39%の76人が、退院後や宿泊療養後も「症状があった」と回答。年代別では30代が最も多く、67%に症状があった。次いで多かったのは50代で55%。最も少なかった年代は10代の5%だった。

退院や宿泊療養後も継続した症状として最も多かったのは、嗅覚障害で33人。せき(20人)、倦怠(けんたい)感(19人)、味覚障害(18人)、関節痛(9人)が続いたほか、6人に息苦しさがあった。

退院後に症状が継続した期間は「2週間まで」が最も多く、症状が継続した人の29%を占めた。次いで多かったのは「1カ月後」で22%。28%は「継続中」と答えたが、具体的な期間は尋ねていない。

このほか、71%に当たる134人が「感染して不安を感じた」と回答した。不安の内容で最も多かったのは「体調」で66%。「家族の生活」は59%、「感染拡大」と「差別・偏見」が共に57%だった。

アンケートの実施を提案した亀井利克名張市長は協議会で「感染症対応の多くは国と県の所管だが、アンケート結果を受けて市町の役割が分かってきた。さまざまな場面で結果を紹介したい」と述べた。