伊勢 歌会始のお題「実」にちなんだ名品紹介 神宮美術館で特別展 三重

【日本画家・西田俊英さんの代表作「吉備の鶴」=伊勢市神田久志本町の神宮美術館で】

【伊勢】三重県伊勢市神田久志本町の神宮美術館で26日、新春に皇居で開かれる「歌会始」のお題にちなんだ特別展「実(みのり)―歌会始御題によせて」が始まった。3月23日まで。

今年のお題「実」に合わせ、草木の「実」、本質を描き出す「写実」、伝統の美「故実」の三つテーマで表現された絵画や工芸、書など、同館が所蔵する作品を中心に計31点を集めた。

伊勢市出身で日本芸術院会員の日本画家・西田俊英さんが写実的に表わした代表作「吉備の鶴」、多彩な芸術活動と美食家で知られる北大路魯山人(1883―1959年)の陶芸「大鉢・花もみじ」、蒔絵(まきえ)の人間国宝・室瀬和美さんがブドウのつるを緻密に描写した漆芸作品などが展示された。

白石和己館長(77)は「明治から現代作家まで、その時代を代表する一流作家たちの名品を楽しんでほしい」と話していた。

木曜休館。入館料は大人500円、小中学生が100円。問い合わせは同館=電話0596(22)1700=へ。