南伊勢町 新年度当初予算案、一般会計98億円 三重

【令和3年度当初予算案を発表する小山町長=南伊勢町役場で】

【度会郡】三重県南伊勢町は26日、令和3年度当初予算案を発表した。一般会計は対前年度比1・8%増の98億8644万円。小山巧町長は「年少人口のV字回復プロジェクトに向けた最重点事業として編成した」と述べた。3月2日開会の町議会3月定例会に上程する。

歳入は、町税が対前年度2・4%減の10億1792万円。地方交付税は同1・3%増の48億8242万円。町債発行は同1・7%増の13億3691万円で、3年度末残高は130億9355万円の見通し。

歳出は、義務的経費総額が同0・7%減の35億9332万円。投資的経費は南勢地区統合保育所建設事業約3億3500万円、若者用宅地分譲用地造成事業約7280万円、コミュニティ公園整備事業約2800万円などを盛り込み、同29・1%減の11億4543万円とした。

一般財源の不足に伴う財政調整基金の取り崩しは345万円で、3年度末残高は16億3540万円となる見込み。

主な新規事業として、耕作放棄地の有効活用に向けて子牛生産を中心とした複合経営の実証実験を実施。担い手として地域おこし協力隊員を募集し、繁殖に向けた貸付のための種牛購入費用などとして1379万円を計上した。

このほか主な新規事業は次の通り。

「地域おこし企業人事業」相可高校食物調理科で知られる村林新吾氏や、近畿日本ツーリスト中部担当者をアドバイザーとして迎え入れ、産品や観光資源を生かした商品開発を進める=1120万円▽「水産活性化委員会」今後の水産業の在り方について検討するための委員会設置費用など=183万円▽「温暖化防止対策事業」南島地区に電気自動車用急速充電器の整備費用=650万円▽「空き家バンク登録促進事業補助」空き家内の不要な家財等を処分する際に補助を交付=150万円▽「藻場調査委託」二酸化炭素削減に向けた海藻の炭素吸収量調査費用など=100万円。