志摩市 新年度当初予算案、一般会計254億円 橋爪市長初の編成 三重

【令和3年度当初予算案について説明する橋爪市長=志摩市役所で】

【志摩】三重県志摩市は25日、令和3年度当初予算案を発表した。一般会計は対前年度比0・3%増の254億5709万円。当選から初の通常予算編成に、橋爪政吉市長は「今は攻めに転じるのは厳しい。歳出を削減して町を守り、次の展開につなげたい」と説明した。同日開会の市議会3月定例会に上程した。

歳入は新型コロナや均等割減免などにより市税が対前年度比5・1%減の54億2877万円。志摩広域消防組合の再編に伴い南伊勢町からの事務受託金が増え、分担・負担金は199・3%増の2億8657万円となった。また中学生学校給食費無料化の拡充として3400万円を減収。地方交付税は同1・0%増の94億8250万円。市債発行は同5・7%増の14億6350万円で、3年度末の市債残高は62億1710万円の見通し。

歳出は、公共施設の電気料金見直しにより4600万円を削減。志摩広域消防組合再編に伴う消防職員の会計編入等により人件費は同22・2%増の62億8614万円。義務的経費総額としては同6・1%増の143億7121万円。投資的経費は同10%増の11億1106万円で、志摩中学校大規模改修や鵜方小学校トイレ改修費用等を盛り込んだ。

一般財源の不足に対する財政調整基金の取り崩しは同16・3%減の10億5600万円で、3年度末残高は20億8998万円となる見込み。

市長選公約に伴う主な新規事業として、市内の空きテナントの有効活用と企業誘致を狙いにサテライトオフィス等開設補助に400万円を計上。このほか2人目出産に20万円、3人目以降30万円を支給する出産祝い金支給事業に2821万円、市内観光資源を生かした教育旅行満足度向上事業に1265万円を計上した。

このほか主な新規事業は次の通り。

「沿岸環境再生事業」干潟再生や海洋プラスチックごみの再生、資源化=96万円▽「脱炭素化対策事業」ウォーターサーバー設置によるプラスチック製品の使用抑制=27万円▽「自宅生活支援品給付事業」新型コロナ感染者ら自宅待機者への支援=180万円▽「食害生物駆除事業」磯焼けの原因となるブダイやアイゴなどの分布調査や駆除=200万円▽「新たな旅のスタイル促進事業」新型コロナに伴う新しい生活様式を踏まえた観光コンテンツの造成=1430万円―など。