県独自警戒宣言 解除の前倒し見送りへ 三重県知事

【ぶら下がり会見で、宣言解除の前倒しをしない方針を示す鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は25日のぶら下がり会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う県独自の緊急警戒宣言について、解除の前倒しを見送る考えを示した。26日の対策本部員会議で決定する方針。

県は来月7日まで宣言を延長すると決めた今月5日の時点で「感染状況次第で解除を前倒しする可能性もある」と説明。解除の可否は「今週中の感染状況を見極めて判断する」との見解を示していた。

鈴木知事は会見で、解除を前倒ししない理由について「ワクチンの接種に当たる医療従事者を確保するため、可能な限り医療機関の負荷を軽減したい。しっかりと感染を抑えることが重要」と述べた。

愛知、岐阜両県と連携して警戒する必要性も踏まえたと説明。医療機関や介護施設のクラスター(感染者集団)が収束していないことや、宣言解除後に観光キャンペーンを実施することも理由に挙げた。

一方、県内の感染状況については「現時点で営業時短要請の解除などによって感染が拡大しているわけではない。各指標も大きく減少し、県民や事業所の皆さんによる成果が確実に現れている」と述べた。

また、県民への要請や呼び掛けの内容を本部員会議で変更する可能性を問われた鈴木知事は「多少の変更はある」と説明。県境をまたぐ移動自粛は「引き続き控えてもらうことになる」と語った。