生徒の個人情報紛失 県立特別支援学校 窃盗か、被害届を提出 三重

【記者会見で個人情報の紛失を発表する藤田校長(右)=三重県庁で】

三重県立杉の子特別支援学校石薬師分校(鈴鹿市石薬師町)は24日、生徒1人分の個人情報をまとめたファイルを紛失したと発表した。発覚の経緯などから何者かが盗んだとみられ、同校は22日、鈴鹿署に被害届を提出した。

同校によると、紛失したファイルには高等部3年生1人の氏名や住所のほか、生年月日、顔写真、通学方法、健康状態などを記載した約30枚の書類をつづっていた。療育手帳の写しも添付していた。

この生徒とは別の生徒が22日、紛失した書類のうち1枚の写しが折りたたまれた状態で自分の上靴に入っているのに気付いて紛失が発覚。職員が校内や周辺でファイルを探したが、見つからなかった。

ファイルは職員室にある鍵付きのロッカーで保管していた。担任が最後に確認した昨年4月以降、何者かがファイルを取り出したとみられる。同校は「個人情報の悪用は確認されていない」としている。

藤田盛久校長は記者会見で「生徒と保護者に大変な迷惑と心配をお掛けした。申し訳ないという言葉では片付けられない」と陳謝。「記録簿の作成やロッカーの定期的な確認などで管理を徹底する」と述べた。

生徒の上靴に書類の写しが入っていたことについては「学校に対する嫌がらせなのかも含め、どんな意図があるのかは分からない。生徒同士のトラブルなどは確認されていない」と語った。