大台町議会 フォレストピア指定管理者 宮川観光振興公社を選定 三重

【多気郡】三重県の大台町議会は24日、臨時会を開き、第三セクターの宿泊施設「奥伊勢フォレストピア」(同町薗)の4月から3年間の指定管理者に宮川観光振興公社(同)を選定する議案を全会一致で可決した。同議案は15日の臨時会で否決されたため再提出された。

フォレストピアは平成9年の開業以来、同町が筆頭株主の同公社が運営し、指定管理者の公募は今回が初めて。同公社と東京都の1社から応募があり、同公社を候補に選んだ。これまで町から赤字補填(ほてん)の経営安定化資金が同公社につぎ込まれてきた経緯があり、指定管理者案は前回の臨時会で反対6、賛成4で否決された。

大森正信町長は提案理由の説明で、「必要不可欠な施設。管理者が指定されないと4月以降の存続が困難となり、予約客や取引先への影響は計り知れない。従業員の処遇の問題がある。産業や雇用などで町の活力がなくなる」と訴えた。

また、「経営改善の取り組みの成果は徐々に現れ、売上を伸ばしてきた。コロナ禍でも赤字幅を縮小した。国、町の補助金の営業外収益で黒字決算の見込み」と報告。

改善策として、①自立した経営への改善を強く求める②外部有識者の配置を検討する③今後の在り方を町民と検討して2年間で結論を出す―の3点を打ち出した。

古田廣幸議員が賛成討論し、「前回臨時会で反対したが、正常な運営を望んでのこと。2004年の豪雨災害後、2005―19年度に町からの経営安定化資金は2億円余りとなり、町政への圧迫を懸念する」としつつ、「経営改善の取り組みを確認できた。赤字体質の改善を信じる」と述べた。

閉会後、取材に応じた大森町長は「1年間はコロナでなかなか回復は無理だが、しっかり頑張っていきたい」と話した。