名張市 新年度予算案、一般会計273億円 2年ぶりマイナス編成 三重

【名張】三重県名張市は22日、令和3年度当初予算案を発表した。一般会計は過去最大だった前年度と比べて2・8%減の273億4千万円で、2年ぶりのマイナス編成となった。3月2日開会の市議会3月定例会に提出する。

歳入では、コロナ禍に伴う企業の業績悪化で法人市民税などの減少を見込み、市税は6・4%減の95億2千万円。

歳出では、退職者の減少などで全体の18%を占める人件費が7・5%減の49億5千万円。これに扶助費と公債費も含めた義務的経費は1・3%減の154億9千万円となる。

投資的経費は市道の整備費などで15億5千万円を計上。中学校への太陽光パネルの設置などの大型事業費を計上していた前年度と比べて40・8%減った。

市独自課税「都市振興税」を3年間延長し、職員給与を現行より2%減額するなどして財源を確保。市の貯金に当たる財政調整基金の取り崩しはなく、年度末の残高は1億5千万円となる見込み。

三重とこわか国体でホッケー、軟式野球、弓道などの競技会を市内で開催する経費に充てるため4億円を計上。加工所と直売所、カフェを併設した「六次産業化施設」の建設を計画する市内の農業者に国の交付金を活用して補助する費用5600万円を盛り込んだ。

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関する費用5億3千万円は2年度一般会計補正予算として15日に専決処分した。