
【津】三重県津市大谷町の大川学園三重調理専門学校は20日、同校で本年度の料理作品展を開き、1年コース、2年コース計51人が各自のテーマで和洋中の料理や製菓を出品した。コンクール審査では2年コース2年の丸下志歩さん(20)=名張市梅が丘=の日本料理が2年連続最高賞の津市長賞に輝いた。
学びの成果を発表し技術向上につなげようと毎年開いており生徒は材料費3千円で縦横60センチのスペースに制作した。桃の節句の祝い膳、カキづくしのコース、野菜や果物をくりぬいて容器にした中華料理などさまざまあり、人気漫画「鬼滅の刃」のキャラクターをイメージした料理の前では、親子連れらが足を止め見入った。
丸下さんの受賞作品「聖夜」はクリスマスをイメージした懐石料理で「昨年1位だっただけにプレッシャーがあった。日本料理にはないクリスマス料理を意識して献立を考え、今年も最優秀賞が取れて良かった」と喜んだ。
そのほかの入賞者は次の皆さん。県津保健所長賞=森愛夕香▽県調理師連合会長賞=松尾愛花▽県日本調理技能士会長賞=上田花鈴▽県食品衛生協会長賞=中村侃斗▽津調理師会長賞=岸江美月▽三重調理専門学校教育研修協力会長賞=塩﨑悠登▽三重調理専門学校友庖会長賞=松崎健一