ワクチン先行接種始まる 県内でも、医療従事者に 三重

【ワクチン接種を受ける藤澤院長=津市大里窪田町で】

三重病院(三重県津市)と四日市羽津医療センター(四日市市)の2病院で19日、医療従事者を対象とした新型コロナウイルス感染症のワクチンの先行接種が始まった。

津市大里窪田町の三重病院では午後3時ごろ、幹部職員ら12人を対象にワクチンの接種を実施。問診票で体調や持病を確認した後、医師らが注射針を腕に刺した。午後5時までに副反応などを訴えた人はいないという。

一番目に接種を受けた藤澤隆夫院長は「インフルエンザと比べ、痛みは全くなかった」と説明。医療従事者向けの接種開始に「安心感はかなり増えるが、これまで通りの感染症対策は続ける」と述べた。

この病院では、来月5日までに全職員約300人が1回目の接種を受ける予定。国への報告のほかに、無料通信アプリ「ライン」で接種後2週間の体調を記録。接種を受けた人のデータを集約した上で、副反応などの発生割合を調べ、県内でのワクチン接種に生かす。

県によると、先行接種は2病院のほか、三重中央医療センター(津市)と鈴鹿病院(鈴鹿市)でも来週以降に順次、始まる見通し。4病院は院内の医療従事者ら計約2千人を対象に接種する予定。