三重大元教授を追起訴 診療報酬詐取疑いで再逮捕 津地検

製薬大手の小野薬品工業(本社・大阪市)が製造・販売する薬剤「オノアクト」を積極的に使用する見返りに、現金200万円を提供させたとして、津地検は17日、第三者供賄罪で、三重大医学部付属病院臨床麻酔部元教授で医師亀井政孝容疑者(54)=大阪市、別の第三者供賄罪で起訴=を追起訴した。贈賄罪で、いずれも小野薬品社員の山本裕介容疑者(48)=名古屋市東区=と宮田洋希容疑者(44)=同市名東区=の2人も起訴した。

起訴状によると、亀井容疑者の追起訴分は、平成30年3月20日、オノアクトを多数発注する見返りに、大学の口座に200万円を振り込ませたとしている。小野薬品の社員2人は共謀の上、200万円を入金したという。

また、部下だった元准教授の境倫宏被告(48)=公電磁的記録不正作出・同供用罪などで起訴=と共謀してオノアクトの大量使用を装い、病院に診療報酬を不正に受給させたとして、津地検は17日、詐欺の疑いで、亀井容疑者を再逮捕した。

再逮捕容疑は、令和元年9月から2年4月までの間、複数回にわたって、境被告と共謀の上、オノアクトの使用を装い、病院に診療報酬を不正に請求させ、県国民健康保険団体連合会などに薬材料分の約80万円を含む計約8500万円を病院の口座に振り込ませた疑い。津地検は亀井容疑者の認否を明らかにしていない。