鳥羽市消防本部の新庁舎完成 津波に備え高台に移転 三重

【完成した新庁舎=鳥羽市消防本部で】

【鳥羽】津波浸水区域内にあることなどを理由に三重県鳥羽市安楽島町で新築移転工事が進められていた同市消防本部(前田益稔消防長)の新庁舎が完成し、17日に関係者に向けた内覧会が開かれた。3月1日から供用開始を予定している。

船津町に設置された旧庁舎は海抜が低く津波浸水区域内にあったことに加え、昭和46年の建設から老朽化も進んでいたため、新築移転に向けて平成29年10月に着工開始した。

新庁舎は旧庁舎から東に約2キロに位置する海抜約38メートルの高台に建設。鉄筋コンクリート一部鉄骨造り2階建て庁舎のほか、敷地内には防災・ドクターヘリに対応する専用ヘリポートを備える。敷地面積は約1万6131平方メートル。約9億2600万円かけて完成した。

通報箇所をモニターの地図上に表示する高機能消防司令システムのほか、非常時の備えとして72時間稼働の非常用自家発電設備、耐震防火水槽を設置。市役所の代替施設として災害対策本部を設置可能な災害対策会議室も置いた。

勢力敬次消防次長は「新庁舎が完成し、災害に向けてより確実に対策できる。気を引き締めて引き続き市民の安全安心に努めたい」と話していた。