多気町 日本最大級の土壁施工 大規模リゾート建設現場を公開 三重

【日本最大級の土壁と西川氏(右)、内田氏=多気町前村で】

【多気郡】三重県多気町前村に今年開業する大規模リゾート施設「VISON(ヴィソン)」のミュージアム建設現場で、日本最大級となる約400平方メートルの土壁の施工が17日、公開された。

ヴィソンは国内最大級の複合施設でホテルや温浴施設を造り、飲食店など約50店舗が出店する。アクアイグニスやイオンタウンなど4社でつくる合同会社が事業主体。今春から今夏にかけて順次開業する。

公開した建物は食関連の道具を展示する「(仮称)かたちミュージアム」。包丁やまな板など数十カ国の百点以上を展示する。アートディレクターの内田鋼一氏(51)が監督し、工房カズ(伊勢市二見町西)の西川和也代表(54)が施工した。

1月7日から下地を準備し、同20日から土塗りに入った。現在は仕上げ段階。この日は雪や風で土壁が凍るのを防ぐためシートで覆って作業した。

建物は木造平屋建て一部2階、面積約500平方メートル。外壁は縦12メートル、横38メートル、高さ約4メートルで、全て土壁にした。土壁の厚さは25―30ミリ。しっくいを塗らなくても雨に流されない材質を試験して採用し、土やわらがそのまま表面に出ている。枠を設けず全面を土壁にして、大きさは全国でも最大級という。

西川代表は「土の塊のイメージ。土の力を最大限に生かし、地元の土も入れた」と説明した。

内田氏は「納屋とか米蔵、馬小屋を考えたデザイン。イメージ通りになった。見ただけでは分からないような道具も展示していく」と話した。