三重県議会 新年度予算案を提出 性的指向暴露禁止条例案も

【本会議の提案説明に立つ鈴木知事=三重県議会議事堂で】

三重県は17日の県議会2月定例月会議で、一般会計を7882億円とする令和3年度当初予算案や性的指向の暴露を禁止する条例案など、54議案を提出した。当初予算案は3月23日の本会議で採決される。

県によると、3年度一般会計当初予算案は過去最大規模で、前年度より475億円(6・4%)の増加。財源不足を補うため、将来的な借金の返済に備える県債管理基金への積み立てを一部見送った。

このほか、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた飲食店などへの支援金や防災減災・国土強靱(きょうじん)化対策の費用などとして、368億円を追加する2年度一般会計補正予算案なども提出した。

鈴木英敬知事は本会議の提案説明で、ワクチンの先行接種に続いて実施される医療従事者ら向けの「優先接種」について、当初の想定より5千人多い約6万人を対象に実施する見通しを明らかにした。

また、県内では約150の施設や会場で優先接種を実施することや、17日付で接種計画を厚生労働省に提出することも報告。県民向けの接種については、早ければ3月中旬にも接種券が届く見通しを示した。

また、鈴木知事は「春は卒業式や就職など人生の節目となる機会が多い季節。その機会が奪われることのないよう、警戒を緩めることなく県民と一体となって必要な対策を進める」と述べた。