津市・自治会長問題 スナック通い強要、市幹部が参加者集約 三重

三重県津市の相生町自治会長が市職員に自治会長の知人女性が経営する市内のスナックに通うよう強要していたとされる問題で、市幹部が出席者のとりまとめ役をさせられていたことが明らかになった。自治会長は数年間にわたって職員にスナック通いを強要していたとされ、一時期は1枚5千円のチケット制だった。この市幹部は市役所内で販売と集金役を任され、約200枚売れたこともあったという。

15日の市議会調査特別委員会(百条委員会)で、青山昇武議員(公明党議員団)が指摘した。とりまとめ役は政策財務部の伊藤秀利理事。伊藤理事は百条委で「スナックの夏と冬のイベントのとりまとめ役をしていた。参加人数は1回あたり200人規模、それ以上の時もあった」と述べた。

伊藤理事は百条委で、部長らの下に出向いたり、携帯電話番号を知っている人には直接電話をかけたりし、部単位で参加人数を集約していたと説明。とりまとめ役をしていた理由について「自治会長に頼まれた。断って関係が悪くなると後々良くないと思い、引き受けた」と話した。

市の調査によると、このスナックでは7月7日前後の1週間にわたって開かれる「七夕会」や12月の「クリスマス会」が定例行事になっていた。

伊藤理事は本紙の取材に「平成27年の冬頃からとりまとめ役をしていた」と語った。多い時は集金した約100万円の参加費をスナックまで持参していたという。その後、チケット制は庁舎内での販売が問題視されて廃止。参加者の予約制となり、伊藤理事が七夕会とクリスマス会ではとりまとめ役を続けたという。

一方、市の調査によると、スナックでは七夕会やクリスマス会とは別に、3カ月に一度の「幹部会」や毎月の「誕生日会」があった。誕生日会とはスナックに出入りする市職員や自治会長本人、スナックの経営者である自治会長の知人女性の誕生日を祝う会という。

幹部会と誕生日会はその時々の人権担当理事がとりまとめ役となり、少なくともスポーツ文化振興部の南勇二理事と政策財務部の橋本英樹理事が経験している。橋本理事は取材に、とりまとめが勤務時間中に及んでいたことを認め「自分は何をやっているんだろうという思いだった」と話した。